こんにちは。ナミレリです。Mac小技のコーナーです。
意外に知られていないすぐに使える便利な小技やちょっと困った時の対処法など紹介します。
今回は「Mac標準メモが勝手に先頭大文字にする問題とクォーテーション（引用符）を変換する問題」の対処法です。
この記事はこんな人にオススメ
- Macでシングルクォートが勝手に変換されて困っている
- Macでダブルクォートが勝手に変換されて困っている
- Macで先頭が大文字になって困っている
- メモしたSQL分がなぜかエラーになる
私はサーバ構築やプログラミングなどでターミナルで実行したコマンドをMac標準メモアプリにまとめていますが、Mac標準メモが気を利かせて先頭を大文字にしてくれたり、シングルクォーテーションやダブルクォーテーションを（正しい変換ではありますが）開始と終了を別々の引用符に変換してくれます。（おせっかい）
正しい引用符の使い方で便利な機能ではありますが、コマンドのメモやプログラミングのメモをしている場合は厄介な状態となります。先日、打ち込んだSQL分をメモアプリでメモしていた際、この引用符の変換でハマったので皆さんに対策を紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 正しい引用符の使い方
- Macのスマート引用符という機能
- Macでスマート引用符をオフにする方法
- MacBook Pro 14インチ M1Max
- macOS Monterey 12.5.1
もありますので、ぜひダウンロードして試してみてください。M1/M2/M3のMac上で快適にMacやUbuntu、Windowsが動作します。
目次
そもそも正しい引用符の正しい使い方って？
クォーテーション（quotation）の意味が引用文や引用となることから、語句の引用や会話、文字や記号などを強調したいときに使用します。
https://kousei.club/double-quotation-mark/
通常、日本語では二重かぎかっこ（『 』）が使用されますが、雑誌やカタログなどではダブルクォーテーションが使用されることも多いです。
引用符の正しい開始と終了の使い方は下のようになります。
シングルクォートは開始と終了を対にするのが正しい使い方
△△‘■■■’△△（正しいシングルクォートの使い方）
△△‘■■■‘△△（間違ったシングルクォートの使い方）
ダブルクォートも開始と終了を対にするのが正しい使い方
▲▲“□□□”▲▲（正しいダブルクォートの使い方）
▲▲“□□□“▲▲（間違ったダブルクォートの使い方）
Macのスマート引用符機能
Macにはスマート引用符という機能があり、上記の正しい使い方をサポート（自動変換）してくれます。ただ、コマンド入力、プログラミング、SQL文、コーディングなどのメモでスマート引用符による変換が行われると思わぬ事態を引き起こすのでオフにする方法を紹介します。
Macのシステム環境でスマート引用符をオフにする
システム環境設定からキーボードをクリックします。キーボードの設定画面でユーザー辞書をクリックし、スマート引用符とスマートダッシュを使用のチェックを外します。
macOS Ventura以降では、
[システム設定]→[キーボード]→テキスト入力の入力ソースの[編集]を開きます。
Mac標準メモアプリでスマート引用符をオフにする
これが本題ですがメモアプリでもスマート引用符をオフにします。メニューの編集から自動置換→自動置換を表示をクリックします。
表示された自動置換のウィンドウでスマート引用符をオフにします。
これでシングルクォートとダブルクォートのおせっかいな変換はされなくなります。
先頭が大文字になってしまう（文頭を自動的に大文字にする）もオフにする
cdやpwd、grepなどをMac標準メモに書いていると、CdやPwd、Grepなどになって困ったことになりますね。この文頭を自動的に大文字にする機能もオフにします。
システム環境設定からキーボードをクリックします。キーボードの設定画面でユーザー辞書をクリックし、文頭を自動的に大文字にするのチェックを外します。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。「【Mac小技】Mac標準メモが勝手に先頭大文字にする問題とクォーテーション（引用符）を勝手に変換する問題の対処」はいかがでしたでしょうか？
正しい引用符の使い方を知りつつ、必要に応じてスマート引用符をオフにして効率化していただければ幸いです。少しでもみなさんのMacライフに少しでもお役に立てたらと思います。
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