【Linux】GoghでGnome Terminalのカラースキームを簡単にインストールする

4 min

こんにちは。ナミレリです。みなさん、Ubuntuのターミナルは使ってますか?

今回はGnome Terminalの240個以上のカラースキームを簡単にインストールすることができるGoghを紹介します。ぜひダウンロード、設定してお気に入りのカラースキームを見つけてください。

この記事の環境
Parallelsの母艦
  • MacBook Pro 14インチ M1Max(メモリ32GB)
  • macOS Ventura 13.2.1
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そもそもGoghってなに?

Goghは、240以上のGnome Terminal等で使用できるカラースキームを提供するソフトウェアです。Goghを使用すると、かっこいいカラースキームを簡単に適用することができるのでおすすめです。

公式サイトでカラーテーマを確認することができます。ライト系とダーク系と分かれているので好みのカラーテーマを探しやすいです。また「BY BACKGROUND」で好みの背景色を選択すると絞り込み検索もできます。

https://gogh-co.github.io/Gogh/
https://gogh-co.github.io/Gogh/

事前準備

公式に従ってdconf-cliuuid-runtimeを事前にインストールしておきますが、ほとんどの場合は既にインストールされていると思います。

下のapt listコマンドでインストールされているか確認します。

インストール済か確認する


apt list dconf-cli uuid-runtime

インストールされていない場合はapt installでインストールします。

インストールされていない場合はインストールする


sudo apt install dconf-cli uuid-runtime

また、wgetがインストールされているかも確認します。


apt list wget


which wget
/usr/bin/wget

Goghのインストール

公式通りに以下のコマンドでインストールします。インストール方法はインタラクティブモードと非インタラクティブモードがあります

インタラクティブモードでインストール

対話形式でインストールできるインタラクティブモードがおすすめです。以下のようにコマンドを入力します。


bash -c "$(wget -qO- https://git.io/vQgMr)"

上のコマンドを実行すると、Goghのロゴと242個のテーマがズラリと表示されます

最下部のEnter OPTION(S):にインストールしたい番号を空白で区切って入力するか、全てのテーマをインストールしたい場合はALLと入力します。

ALLは時間もかかるのであらかじめ公式サイトで好みのカラーテーマを確認しておくのがベストです。ただ、気に入ったテーマの番号がわからない・・・・。

使わないテーマを削除するのも大変なので、ALLでのインストールはおすすめしません。

今回は、Gogh77、Monokai Pro137、Neon Night141、Nord150、One Dark157、Tokyo Night Storm219、Tomorrow Night Blue222、Wombat239をインストールします。

テーマの番号である77 137 141 150 157 219 222 239を入力します。(テーマ番号は変わるので確認してください)

もし、以下のようなエラーとなりインストールできない場合は、Gnome Terminalの「default」というプロファイルを作成するとインストールできるようになります。

下のようなエラーとなりインストールできない


bash: line 669: read: `/apps/gnome-terminal/profiles/default_profile': not a valid identifier
environment: line 414: --get: command not found
environment: line 423: --get: command not found
environment: line 225: : command not found

その場合は、「default」というプロファイルを作成する

defaultというプロファイルを用意しておく
defaultというプロファイルを用意しておく

設定する

Gnome Terminalのメニューバーのメニューアイコンからプロファイルをクリックし、インストールしたテーマを選択します。下のキャプチャはNeon Nightを選択しています。

非インタラクティブモードでインストール

次に非インタラクティブモードでインストールする方法を紹介します。

非インタラクティブモードは、ローカルにgit cloneして各テーマのインストール用スクリプトを使ってインストールします。

git cloneする


cd
git clone https://github.com/Gogh-Co/Gogh.git gogh

環境変数TERMINALにgnome-terminalを設定する


export TERMINAL=gnome-terminal

気に入ったテーマをinstallする(例:Neon Nightのテーマ)


cd gogh/installs
./neon-night.sh

公式だとgogh/themes/でインストールスクリプトを実行する記述となってますが間違っているようです。私の環境ではgogh/installs/でした。

またgit cloneしたgogh/gogh.shでインタラクティブなシェルを起動することもできます。

gogh.shでインタラクティブなシェルを起動


cd ..
pwd
~/gogh/
./gogh.sh

フォントの設定

各テーマのフォントはmonospaceの12ptに設定されています。powerlevel10kをプロンプトに設定している私はHackGen Console NFJの16ptに設定しています。

下のURLからHackGen_NF_v2.8.0.zipをダウンロードします。

Ubuntuでのインストールは下のように行います。


cd ~/Downloads
unzip HackGen_NF_v2.8.0.zip
mv HackGen_NF_v2.8.0 HackGen_NF
sudo cp -r HackGen_NF /usr/share/fonts/.
fc-cache -fv

fc-cache -fv後、Ubuntuのターミナルを再起動してください。

その後、Ubuntuの方はターミナルフォント設定でHackGen Console NFJを指定すると良い感じになります。

HackGen Console NFを指定
HackGen Console NFJを指定

フォントの設定

また、各テーマの透過は設定されていないので、下のように少し透過させるとかっこよくなりおすすめです

透過の設定

最後に、気に入ったカラースキームになったら「デフォルトとして設定」にしておくと便利です。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回のGoghでGnome Terminalのカラースキームを簡単にインストールするはいかがでしたでしょうか。

UbuntuのターミナルやMacのターミナル、iTerm2でお気に入りのカラースキームを設定するとモチベが上がりますね。設定にこだわり過ぎると沼にハマりますが、かっこいいカラースキームにするとモチベも上がりますね。

Goghでお気に入りのカラースキームを見つけてUbuntuライフのモチベが上がれば幸いです。

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