7/16(火)午前0時から2日間:Amazonプライムデー開催!詳細をチェック

【Mac】NeovimでPythonとLuaのLSP環境を構築する方法

17 min

こんにちは。ナミレリです。この記事ではNeovimでPythonとLuaのLSP(Language Server Protocol)環境を構築する方法を紹介します。

Neovimは、モダンな機能と拡張性に優れた人気のテキストエディタであり、LSPを利用することで、さらに強力な開発環境を実現できます。

Pythonでプログラミングすることが好きな方、Neovimの設定をLuaでカスタマイズすることが好きな方で、Neovimを使い始めたばかりの方に参考にしていただけるようにしていきます。Neovimの基本的な使い方は知っていることを前提に、LSPの導入方法や基本的な設定について紹介します。

Neovimの初期設定や、Neovimの見た目をかっこ良くする設定は下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

Neovimの初期設定

Neovimの見た目の設定

NeovimでTelescopeを設定

この記事はこんな人にオススメ

  • NeovimでLSP環境を構築したいが難しそう
  • Pythonでプログラミングすることが好きな方
  • Neovimの設定をLuaでカスタマイズすることが好きな方
  • Neovimを使い始めたばかりの方
  • Neovimを使い始めたが、より深く活用したいと考えている方
この記事の環境
Parallelsの母艦
  • MacBook Pro 14インチ M1Max(メモリ32GB)
  • macOS Ventura 13.3.1
  • Parallels Desktop 18 for MacParallelsの公式サイト
  • Neovim NVIM v0.9.0-dev-1368
ParallelsのゲストOS
  • Ubuntu22.10
  • Neovim NVIM v0.10.0-dev-1444
Parallels 19 for Macの無料トライアル もありますので、ぜひダウンロードして試してみてください。M1/M2/M3のMac上で快適にMacやUbuntu、Windowsが動作します。
NEW Parallels Desktop 19 for Mac

Parallels Desktop 19 for Macは、M1/M2/M3のMac上で快適にMacやUbuntu、Windowsが動作します。

14日間の無料トライアルもありますので、ぜひダウンロードして試してみてください。

はじめに

Neovimは、Vimの強力な機能を継承しつつ、拡張性とパフォーマンスを追求したエディタです。そして、その魅力は数多くのプラグインが支えています。プラグインを利用することで、Neovimはまるで無限の可能性を秘めた宝箱のように、目を見張るほどの変貌を遂げます。

この記事では、NeovimでPythonとLuaのLSP(Language Server Protocol)環境を構築する方法を紹介します。

みなさんのNeovimをカスタマイズし、究極にモチベーションが上がるエディタ環境を手に入れてください。

前回はNeovimのモチベーションの上がる見た目の設定を中心に紹介していますので合わせてご覧ください。前回の記事はこちらです。前回までの設定ファイルはこちらです。

LSPを構築するおすすめプラグイン

私のおすすめする(使っている)LSP関連のプラグインや必要なソフトウェアの概要は以下となります。この記事でそれぞれの概要やインストール、設定方法を紹介していきます。

LSP系プラグイン

今回の記事でインストールする、LSP関連のプラグインや必要なソフトウェアです。

カテゴリLSP系プラグイン説明
管理williamboman/mason.nvimLSP、DAP、リンター、フォーマッター
を単一のインターフェースを介して
簡単に管理できるプラグイン
LSPwilliamboman/mason-lspconfig.nvimmasonnvim-lspconfig
仲介するプラグイン
LSPneovim/nvim-lspconfigLSPクライアントを簡単に設定する
ことができるプラグイン
LSPjose-elias-alvarez/null-ls.nvimLSPに対応していないツールや
カスタム機能を使うための
プラグイン
ライブラリnvim-lua/plenary.nvimユーティリティ、ライブラリ
Python
Formatter
black
(null_ls.builtins.formatting.black)
Pythonのフォーマッターで
null-lsから利用する
Python
Formatter
isort
(null_ls.builtins.formatting.isort)
Pythonのフォーマッターで
null-lsから利用する
Python
Linter
flake8
(null_ls.builtins.diagnostics.flake8)
Pythonのリンターで
null-lsから利用する
Lua
Formatter
stylua
(null_ls.builtins.formatting.stylua)
Luaのフォーマッターで
null-lsから利用する
Lua
Linter
luacheck
(null_ls.builtins.diagnostics.luacheck)
Luaのリンターで
null-lsから利用する

補完系プラグインとアイコン

以下は、補完系の便利で素晴らしいプラグインです。こちらもインストールしていきます。

補完系プラグイン説明
hrsh7th/cmp-nvim-lspLSPから提供される補完候補を
nvim-cmpで利用するプラグイン
hrsh7th/cmp-buffer現在のバッファにある単語を
補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-pathファイルシステムの
パス補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-cmdlineコマンドラインモードでの
補完機能を提供するプラグイン
hrsh7th/nvim-cmpメインの補完プラグインで、
入力補完のためのエンジン
onsails/lspkind.nvimvscodeのようなアイコンを追加
するプラグイン
Amazonの読み放題・聴き放題

kindle unlimited 読み放題
200万冊以上が読み放題

Audible
12万以上の対象作品が聴き放題

LSP (Language Server Protocol)とは?

LSP(Language Server Protocol)は、開発ツール(エディタやIDE)とプログラミング言語の実装(言語サーバー)の間で通信を行うためのプロトコルです

このプロトコルの目的は、エディタと言語サーバーが統一されたインターフェースを介してやりとりできるようにすることで、開発ツールの開発者が言語ごとに異なる機能の実装を繰り返すことなく、さまざまな言語に対応した機能を提供できるようにすることです。

LSPは、Microsoftが2016年に発表し、その後オープンソースコミュニティによって広く支持されるようになりました。LSPによって、エディタは言語サーバーにリクエストを送信し、コード補完、定義ジャンプ、リファクタリング、エラーチェックなどの高度な機能を提供できます。言語サーバーは、対応するプログラミング言語やフレームワークの詳細を理解しており、エディタに情報を提供することで、開発者がより効率的にコーディングできる環境を実現します。

では、NeovimでPythonとLuaのLSP環境を構築していきます。

事前準備

言語サーバのインストールや管理をwilliamboman/mason.nvimを使って簡単に実現します。

そのための事前準備として、npmNode Package Manager)をインストールしておきます。

npmのインストール

MacとUbuntuのそれぞれの場合で、npmのインストール方法は下の通りです。

Macの場合


brew install npm

Ubuntuの場合


sudo apt install npm

npmのバージョン確認

インストールしたnpmのバージョンを確認しておきます。


npm -v
9.6.4

npmとは

npmは、一言で言うとNode.jsで使用されるパッケージ管理システムです。
npmを使うことで、他の開発者が作成したコード(パッケージやモジュール)を簡単にインストール、管理、アップデート、削除することができます。

Amazonの読み放題・聴き放題

kindle unlimited 読み放題
200万冊以上が読み放題

Audible
12万以上の対象作品が聴き放題

補完系プラグインとアイコンのインストール

LSPの構築の前に、補完系プラグインとアイコンのインストールしておきます。インストールするプラグインは下記です。

補完系プラグイン説明
hrsh7th/cmp-nvim-lspLSPから提供される補完候補を
nvim-cmpで利用するプラグイン
hrsh7th/cmp-buffer現在のバッファにある単語を
補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-pathファイルシステムの
パス補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-cmdlineコマンドラインモードでの
補完機能を提供するプラグイン
hrsh7th/nvim-cmpメインの補完プラグインで、
入力補完のためのエンジン
onsails/lspkind.nvimvscodeのようなアイコンを追加
するプラグイン

この記事ではパッケージマネジャーはpacker.nvimを使いますが、お気に入りのパッケージマネージャを使ってインストールしていただいてOKです。

~/.config/nvim/lua/plugins.luaの編集

下のように、~/.config/nvim/lua/plugins.luaを編集し、最下部のend)より前に追加します。


vi ~/.config/nvim/lua/plugins.lua


use("hrsh7th/cmp-nvim-lsp")
use("hrsh7th/cmp-buffer")
use("hrsh7th/cmp-path")
use("hrsh7th/cmp-cmdline")
use("hrsh7th/nvim-cmp")

use("onsails/lspkind.nvim")

:PackerInstallする

保存後にnvimを立ち上げ直すか、:source %で再読み込みし、:PackerInstallするとplugins.luaに書かれていて、インストールされていないプラグインをインストールしてくれます。


:PackerInstall

補完系のプラグインとアイコンがインストールされました。

hrsh7th/nvim-cmpの設定

補完系の設定ファイルは、~/.config/nvim/lua/nvim_cmp_config.luaを作成して設定します。

nvim-cmpの公式を参考に設定していきます。


vi ~/.config/nvim/lua/nvim_cmp_config.lua


-- Set up nvim-cmp.
local cmp = require("cmp")
cmp.setup({
	snippet = {
		expand = function(args)
			-- for luasnip
			require("luasnip").lsp_expand(args.body)
		end,
	},
	window = {
		completion = cmp.config.window.bordered(),
		documentation = cmp.config.window.bordered(),
	},
	mapping = cmp.mapping.preset.insert({
		["<C-b>"] = cmp.mapping.scroll_docs(-4),
		["<C-f>"] = cmp.mapping.scroll_docs(4),
		["<C-Space>"] = cmp.mapping.complete(),
		["<C-e>"] = cmp.mapping.abort(),
		["<CR>"] = cmp.mapping.confirm({ select = true }),
	}),
	sources = cmp.config.sources({
		{ name = "nvim_lsp" },
		{ name = "luasnip" }, -- for luasnip
	}, {
		{ name = "buffer" },
	}),
})

onsails/lspkind.nvimの設定

次に、lspkind.nvimの設定です。再度~/.config/nvim/lua/nvim_cmp_config.luaを開き、公式を参考に下のようにonsails/lspkind.nvimの設定を追加します。


vi ~/.config/nvim/lua/nvim_cmp_config.lua


-- Set up lspkind.
local lspkind = require("lspkind")
cmp.setup({
	formatting = {
		format = lspkind.cmp_format({
			mode = "symbol",
			maxwidth = 50,
			ellipsis_char = "...",
			before = function(entry, vim_item)
				return vim_item
			end,
		}),
	},
})

~/.config/nvim/init.luaの編集

下のようにinit.luaを編集し、起動時に~/.config/nvim/lua/nvim_cmp_config.luaを読み込むようにします。


vi ~/.config/nvim/init.lua


require("nvim_cmp_config")

試しに:Paと入力してTabを押すと自動で補完されることが確認できると思います。

Amazonの読み放題・聴き放題

kindle unlimited 読み放題
200万冊以上が読み放題

Audible
12万以上の対象作品が聴き放題

Masonのインストール

それでは、williamboman/mason.nvimwilliamboman/mason-lspconfig.nvimneovim/nvim-lspconfigの3つのプラグインを一気にインストールします。

williamboman/mason.nvimは、LSP、DAP、リンター、フォーマッターを単一のインターフェースを介して簡単に管理できるプラグイン。

williamboman/mason-lspconfig.nvimは、masonnvim-lspconfigを仲介するプラグイン。

neovim/nvim-lspconfigは、LSPクライアントを簡単に設定することができるプラグイン。

Masonのインタフェース。LSP、DAP、リンター、フォーマッターを管理
Masonのインタフェース。LSP、DAP、リンター、フォーマッターを管理

公式リポジトリ

williamboman/mason.nvim

williamboman/mason-lspconfig.nvim

neovim/nvim-lspconfig

Masonのインストールと設定

では、williamboman/mason.nvimwilliamboman/mason-lspconfig.nvimneovim/nvim-lspconfigの3つのプラグインを一気にインストールします。

この記事ではパッケージマネジャーはpacker.nvimを使いますが、お気に入りのパッケージマネージャを使ってください。

~/.config/nvim/lua/plugins.luaの編集

下のように、~/.config/nvim/lua/plugins.luaを編集し、最下部のend)より前に追加します。


vi ~/.config/nvim/lua/plugins.lua


use({
  "williamboman/mason.nvim",
  "williamboman/mason-lspconfig.nvim",
  "neovim/nvim-lspconfig",
})

:PackerInstallする

保存後にnvimを立ち上げ直すか、:source %で再読み込みし、:PackerInstallするとplugins.luaに書かれていて、インストールされていないプラグインをインストールしてくれます。


:PackerInstall

3つのプラグインがインストールされました。

:PackerInstallで3つのプラグインをインストールする
:PackerInstallで3つのプラグインをインストールする

記事の最初で紹介した通り事前にnpmをインストールしておく必要があります。

Language Serverのインストールと設定

マイクロソフトが開発する高性能なPython用静的型チェッカーであるpyrightとLua言語サーバーであるlua_lsをMasonでインストールしていきます。

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaの作成

LSP関連の設定は、設定する項目も多くなり他のプラグインの設定と分けておくと便利です。ディレクトリの構成は下のようにします。

~/.config/nvim/
├── init.lua
── lua/
    ├── lsp_config.lua
    ├── nvim_cmp_config.lua
    ├── keymaps.lua
    ├── options.lua
    └── plugins.lua

それでは、LSP関連の設定ファイルとして使う~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaを作成します。


vi ~/.config/nvim/lua/lsp_config.lua


require("mason").setup()
require("mason-lspconfig").setup({
	ensure_installed = {
		"pyright",
		"lua_ls",
	},
})

require("lspconfig").pyright.setup({})
require("lspconfig").lua_ls.setup({
    settings = {
        Lua = {
            diagnostics = {
                globals = { "vim" },
            },
        },
    },
})

Masonpyrightlua_lsをインストールし、それぞれをrequireする設定です。

10行目以降のlua_lsの設定は、undefined global vimの警告を出さない設定です。

Lua言語サーバーはvimをグローバル変数として認識して、変数の使用時に未定義の変数としての警告を出さないようにしています。特にvimのグローバル変数は、NeovimのAPIなどの設定を記述する際によく使用しますので、警告を出さないようにしています。

ワンポイント

pyrightとは、マイクロソフトが開発する高性能なPython用静的型チェッカーです。

lua_lsとは、Lua言語サーバーであるlua-language-serverのことです。

~/.config/nvim/lua/init.luaの編集

下のようにinit.luaを編集し、先程作成した~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaを読み込むようにします。


vi ~/.config/nvim/init.lua


require("lsp_config")

保存後、nvimを立ち上げ直すか、:source %で再読み込みすると、下のキャプチャのようにpyrightlua_lsがインストールされます。

pyrightとlua_lsがインストールされました
pyrightlua_lsがインストールされました

その他のLanguage Serverについて

pyrightlua_ls以外に、bashlsyamllsjsonlstaplorust_analyzerをインストールし設定しています。

LSP用途
pyrightPython言語のためのLSPサーバー
lua_lsLua言語のためのLSPサーバー
bashlsBashスクリプトのためのLSPサーバー
yamllsYAMLファイルのためのLSPサーバー
jsonlsJSONファイルのためのLSPサーバー
taploTOMLファイルのためのLSPサーバー
rust_analyzerRust言語のためのLSPサーバー
LSPと用途

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaを下のようにしています。


require("mason").setup()
require("mason-lspconfig").setup({
	ensure_installed = {
		"pyright",
		"lua_ls",
		-- 以下を追加
		"bashls",
		"yamlls",
		"jsonls",
		"taplo",
		"rust_analyzer",
	},
})

require("lspconfig").pyright.setup({})
require("lspconfig").lua_ls.setup({
    settings = {
        Lua = {
            diagnostics = {
                globals = { "vim" },
            },
        },
    },
})

-- 以下を追加
require("lspconfig").bashls.setup({})
require("lspconfig").yamlls.setup({})
require("lspconfig").jsonls.setup({})
require("lspconfig").taplo.setup({})
require("lspconfig").rust_analyzer.setup({})

Masonでリンターとフォーマッターをインストールする

次に、nvimを立ち上げてMasonでリンターとフォーマッターをインストールしていきます。nvimで:MasonでMasonを立ち上げてみましょう。

下のキャプチャのようにpyrightlua_lsがインストールされていることがわかります。

Masonのインタフェース
Masonのインタフェース

【Python】リンターとフォーマッターをインストール

Masonの画面で/で検索ボックスを表示し、blackisortflake8を検索します。iでカーソルの位置のパッケージをインストールすることができるので、検索を確定させてiを押します。

/で検索ボックスを表示し、black、isort、flake8を検索
/で検索ボックスを表示し、black、isort、flake8を検索

blackisortflake8の3つのパッケージをiでインストールしたら、数字の1で最上部にジャンプします。

下のキャプチャのようにblackisortflake8の3つのパッケージがインストールされていることを確認します。

black、isort、flake8の3つのパッケージがインストールされていることを確認
black、isort、flake8の3つのパッケージがインストールされていることを確認

ちなみに、Masonの画面はqで消えます。

【ワンポイント】パッケージのインストール方法(別の方法)

Masonのインタフェースを起動しなくても、下のようにコマンドでパッケージインストールすることもできます。


:MasonInstall black isort flake8

【Lua】リンターとフォーマッターをインストール

luacheckを使うために、事前にluarocksをインストールしておきます。
Macでは、brew install luarocks
Ubuntuでは、sudo apt install luarocks

事前準備:Mac


brew install luarocks

事前準備:Ubuntu


sudo apt install luarocks

先程と同じように、Masonの画面で/で検索ボックスを表示し、stylualuacheckを検索します。

これちらも先程と同じように、iでカーソルの位置のパッケージをインストールすることができるので、検索を確定させてiを押します。

styluaを検索
styluaを検索
luacheckを検索
luacheckを検索

下のキャプチャのようにstylualuacheckの2つのパッケージがインストールされていることを確認します。

stylua、luacheckの2つのパッケージがインストールされていることを確認
stylualuacheckの2つのパッケージがインストールされていることを確認
【ワンポイント】パッケージのインストール方法(別の方法)

Masonのインタフェースを起動しなくても、下のようにコマンドでパッケージインストールすることもできます。


:MasonInstall stylua luacheck

その他のリンターとフォーマッター

PythonとLua以外に、bashlsyamllsjsonlstaplorust_analyzerの言語サーバ用のリンターをフォーマッターをインストールしています。必要に応じて:MasonInstallコマンドでインストールすることができます。

言語サーバ言語リンターフォーマッター
pyrightpythonflake8blackisort
lua_lslualuacheckstylua
bashlsbashshellcheckshfmt
yamllsyamlyamllintprettier
jsonlsjsonprettier
taplotomlprettier
rust_analyzerrust

:MasonInstall shellcheck shfmt yamllint prettier

リンターとフォーマッターを設定する

次に、インストールしたPython用とLua用のリンターとフォーマッターを設定しnull-lsで使えるようにします。

まずは設定に必要なjose-elias-alvarez/null-ls.nvimをインストールします。

~/.config/nvim/lua/plugins.luaの編集

下のように、~/.config/nvim/lua/plugins.luaを編集し、最下部のend)より前に追加します。


vi ~/.config/nvim/lua/plugins.lua


use({ "jose-elias-alvarez/null-ls.nvim", requires = "nvim-lua/plenary.nvim" })

:PackerInstallする

保存後、nvimを立ち上げ直すか、:source %で再読み込みし、:PackerInstallします。

:PackerInstallするとplugins.luaに書かれていて、インストールされていないプラグインをインストールしてくれます。


:PackerInstall

null-ls.nvimのインストールを確認
null-ls.nvimのインストールを確認

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaの編集

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaにPython用とLua用のリンターとフォーマッターの設定を入れます。


vi ~/.config/nvim/lua/lsp_config.lua


local null_ls = require("null-ls")
null_ls.setup({
	diagnostics_format = "[#{m}] #{s} (#{c})",
	sources = {
		null_ls.builtins.formatting.black, -- python formatter
		null_ls.builtins.formatting.isort, -- python import sort
		null_ls.builtins.diagnostics.flake8, -- python linter
		null_ls.builtins.formatting.stylua, -- lua formatter
		null_ls.builtins.diagnostics.luacheck, -- lua linter
	},
})

その他のリンターとフォーマッターの設定

上記のPythonやlua以外のインストールしたリンターとフォーマッター(shellcheckprettierなど)の設定を入れます。


local null_ls = require("null-ls")
null_ls.setup({
	diagnostics_format = "[#{m}] #{s} (#{c})",
	sources = {
		null_ls.builtins.formatting.black, -- python formatter
		null_ls.builtins.formatting.isort, -- python import sort
		null_ls.builtins.diagnostics.flake8, -- python linter
		null_ls.builtins.formatting.stylua, -- lua formatter
		null_ls.builtins.diagnostics.luacheck, -- lua linter

		-- 以下を追加
		null_ls.builtins.formatting.shfmt,  -- shell formatter
		null_ls.builtins.diagnostics.shellcheck, -- shell linter
		null_ls.builtins.code_actions.shellcheck, -- shell
		null_ls.builtins.formatting.prettier, 
		null_ls.builtins.formatting.taplo, -- toml formatter
		null_ls.builtins.diagnostics.yamllint, -- yaml linter
	},
})

LSPの完成

補完の確認

PythonやLuaのファイルを開いてみます。VSCodeのように補完されていると思います。感動しますね。

PythonでVSCodeのように補完されています
PythonでVSCodeのように補完されています
LuaでもVSCodeのように補完されています
LuaでもVSCodeのように補完されています

リンターとフォーマッターの確認

PythonやLuaのファイルを開くと、ワーニングやエラーなど視覚的に表示してくれています。ステータスバーにはエラーやワーニングの数が表示されます

キーマップの設定

最後に、以下のサイトを参考に、LSPの一般的なキーマップを設定しておきます。たくさんのキーマップを設定しますのでひとつひとつ試してもらいつつも、中でもspace + fでフォーマットできるのはとても便利です。


vi ~/.config/nvim/lua/keymaps.lua


-- Global mappings.
-- See `:help vim.diagnostic.*` for documentation on any of the below functions
vim.keymap.set('n', '<space>e', vim.diagnostic.open_float)
vim.keymap.set('n', '[d', vim.diagnostic.goto_prev)
vim.keymap.set('n', ']d', vim.diagnostic.goto_next)
vim.keymap.set('n', '<space>q', vim.diagnostic.setloclist)

-- Use LspAttach autocommand to only map the following keys
-- after the language server attaches to the current buffer
vim.api.nvim_create_autocmd('LspAttach', {
  group = vim.api.nvim_create_augroup('UserLspConfig', {}),
  callback = function(ev)
    -- Enable completion triggered by <c-x><c-o>
    vim.bo[ev.buf].omnifunc = 'v:lua.vim.lsp.omnifunc'

    -- Buffer local mappings.
    -- See `:help vim.lsp.*` for documentation on any of the below functions
    local opts = { buffer = ev.buf }
    vim.keymap.set('n', 'gD', vim.lsp.buf.declaration, opts)
    vim.keymap.set('n', 'gd', vim.lsp.buf.definition, opts)
    vim.keymap.set('n', 'K', vim.lsp.buf.hover, opts)
    vim.keymap.set('n', 'gi', vim.lsp.buf.implementation, opts)
    vim.keymap.set('n', '<C-k>', vim.lsp.buf.signature_help, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>wa', vim.lsp.buf.add_workspace_folder, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>wr', vim.lsp.buf.remove_workspace_folder, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>wl', function()
      print(vim.inspect(vim.lsp.buf.list_workspace_folders()))
    end, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>D', vim.lsp.buf.type_definition, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>rn', vim.lsp.buf.rename, opts)
    vim.keymap.set({ 'n', 'v' }, '<space>ca', vim.lsp.buf.code_action, opts)
    vim.keymap.set('n', 'gr', vim.lsp.buf.references, opts)
    vim.keymap.set('n', '<space>f', function()
      vim.lsp.buf.format { async = true }
    end, opts)
  end,
})

Lspinfoに枠線を付ける

:LspinfoでLSPの情報を見ることができますが、枠線が付いていなくて若干見づらいと思います。

以下のようにすると:LspinfoのLSPの情報に枠線を付けることができます。

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaに以下の設定を入れます。


vi ~/.config/nvim/lua/lsp_config.lua


require('lspconfig.ui.windows').default_options.border = 'single'

Masonにも枠線を付ける

同じように、Masonもデフォルトでは枠線が付いていなくて若干見づらいと思います。

以下のようにすると:Masonに枠線を付けることができます。

~/.config/nvim/lua/lsp_config.luaに以下の設定を入れます。


vi ~/.config/nvim/lua/lsp_config.lua


require("mason").setup({
    ui = {
        border = 'single',
    },
})

参考サイト(公式リポジトリ)

LSP系プラグイン説明
williamboman/mason.nvimLSP、DAP、リンター、フォーマッター
を単一のインターフェースを介して
簡単に管理できるプラグイン
williamboman/mason-lspconfig.nvimmasonnvim-lspconfig
仲介するプラグイン
neovim/nvim-lspconfigLSPクライアントを簡単に設定する
ことができるプラグイン
jose-elias-alvarez/null-ls.nvimLSPに対応していないツールや
カスタム機能を使うための
プラグイン
nvim-lua/plenary.nvimユーティリティ、ライブラリ
補完系プラグイン説明
hrsh7th/cmp-nvim-lspLSPから提供される補完候補を
nvim-cmpで利用するプラグイン
hrsh7th/cmp-buffer現在のバッファにある単語を
補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-pathファイルシステムの
パス補完するプラグイン
hrsh7th/cmp-cmdlineコマンドラインモードでの
補完機能を提供するプラグイン
hrsh7th/nvim-cmpメインの補完プラグインで、
入力補完のためのエンジン
onsails/lspkind.nvimvscodeのようなアイコンを追加
するプラグイン

【おまけ】RustのLSP環境

参考までに、RustのLSPであるrust-analyzerをインストール・設定してみます。

Masonでrust-analyzerをインストールして、下のコードをlsp_config.luaに追加するだけ使えます。

事前にRustをインストールしておく必要はあります。


require("lspconfig").rust_analyzer.setup ({})

rust-analyzer
rust-analyzer

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。【Mac】NeovimでPythonとLuaのLSP環境を構築する方法はいかがでしたでしょうか。

NeovimやVimは自分好みにとことんカスタマイズできる使いやすいテキストエディターです。最初は独特の操作を覚える必要がありますが、一度覚えると無くてはならない存在になり、魅力的なエディターになることは間違いないのでぜひ活用してみてください。

究極のコーディング体験:NeovimとHHKBで高める生産性

neovim関連記事

Neovimをかっこ良くクールに使う設定

定番おすすめ記事

ターミナルを活用する記事をまとめました。ターミナルの活用方法やコマンドの使い方などは、UbuntuなどのLinuxでも活用できます。Macの大元がUnix系統であるからこそです。

カテゴリー:
関連記事